名誉大会長  ご挨拶


石川県歯科医師会  会長  蓮池 芳浩

 

29回西日本臨床小児口腔外科学会総会・学術大会を金沢医科大学と石川県歯科医師会の共催により金沢市で開催するにあたり、石川県歯科医師会を代表し、一言ご挨拶申し上げます。

本邦において超高齢化が進行するなか、次代を担う小児の健全な発育と成長が、国民的重要課題の一つであることに異論はないと思います。特に我々歯科医師は、口腔機能の保健即ち、健やかな成長に欠かせない摂食や、健全な社会活動の基盤となる会話等に関し、重要な責務を負っていると考えています。他方、歯科医院だけで完結するのではなく、近隣の医院、基幹病院、大学病院との連携を深化させることにより、地域で支える医療の進展が求められる時代になってきました。

本学術大会では全国の地域医療連携をご紹介いただき、石川県での医療連携の発展の基軸とさせていただきたいと期待しているところです。またこれを機に、談論風発、活発な議論展開のもと、医療連携のありかたを全国へ向けて発信できますよう、鋭意準備をしております。

金沢弁でいうところの「おいであそばせ」「ながいこって」「まいどさん」これらは其々「いらっしゃいませ」「お久しぶり」「こんにちは」を意味します。秋深まる美しい金沢におきまして、皆様方をどのご挨拶でお迎えすることになるのでしょうか。

加賀百万石の文化の香りは言うに及ばず、加賀料理とそれを引き立てる加賀菊酒の方も、是非ご堪能いただきたいと思っています。

一人でも多くの方々にお会いできますよう祈念申し上げ、筆を置かせていただきます。

 

29回西日本臨床小児口腔外科学会総会・学術大会

名誉大会長 蓮池 芳浩

 

平成305月1日

大会長  ご挨拶


金沢医科大学 准教授  石橋 浩晃

 29回西日本臨床小児口腔外科学会総会・学術大会を開催するにあたってご挨拶を申し上げます.木村光孝学会理事長,ならびに学会役員会・総会において本学術大会の大会長のご指名を頂戴しました.与えられた任務が重大である一方で,自身の力不足を痛感しています.本学会の会員諸兄,ならびに石川県歯科医師会の先生方に力強く支えて頂きながら,総会・学術大会の盛会を目指して逐次,開催の準備に奮闘しています.本学会の総会・学術大会が金沢で開催されるのは初めてとなりますが,ご参加頂ける皆様の記憶にいつまでも残るような,そして金沢の街にふさわしい懐の深さや伝統を感じて頂ける会を目指しています.

今回の総会・学術大会は平成301117日(土)・18日(日)に金沢駅近くの石川県歯科医師会館で開催させて頂きます.会館の使用についてご快諾下さいました石川県歯科医師会会長 蓮池芳浩先生,ならびに同会の先生方にこの場をお借りして厚くお礼を申し上げます.蓮池芳浩先生には名誉大会長もお引き受け下さり,重ねてお礼を申し上げます.

大会のテーマは「 連携医療で支える小児診療 ー 地域での結集と全国への展開 ー 」とさせて頂きました.小児口腔外科診療は口腔外科,あるいは歯科だけの単独診療では精度の高い医療サービスを提供する事はできないほど進歩しています.そこで院内での診療科間,歯科と医科,病院と歯科医院,歯科医院間,さらに多彩な医療スタッフの集結といった様々な連携医療のネットワークの構築によりそれぞれの専門分野の知識と技術を集結させた統合医療が重要になっています.そのためには多彩な立場の医療者が日頃から深いコミュニケーションを取って情報を共有し治療戦略を常に進化させている事が必要です.すでに全国の各地で多彩な医療連携のスタイルが構築・結集されていると思いますが,本学術大会においてそれらの現状や未来への情報を共有して深い議論を展開し,医療連携の精度をさらに向上させて全国に発信する事を目指すような会にして頂きたいという思いを込めて大会テーマを考えました.小児,そして全ての国民の口腔を中心とした保健と健康増進の責任を担う本学会の会員諸兄のお力を統合して頂き,有意義な成果をまとめて頂く舞台をお造りして金沢の地でお待ちしております.

金沢は平成27年に北陸新幹線が開通し,街や観光地は邦人のみならず,世界中からの観光客で常に混雑しています.この混雑がいつまでも落ち着く様子がない事は,金沢の街の伝統と文化が持つ強い魅力を物語っていると思います.学術大会では熱い議論をして頂き,その後はゆっくりと金沢の魅力,そして世界に誇る新鮮で美味しい食事やお酒を楽しんで頂きたいと思います.

 全国からの皆様のお越しを,心よりお待ちしております.

 

 

 

29回西日本臨床小児口腔外科学会総会・学術大会

大会長 石橋 浩晃

 

平成305月1